思いもかけないことが起こり、10月9日のサントリーホールでのアンネ=ゾフィー・ムター~新日本フィルハーモニー交響楽団による「協奏曲の夕べ」コンサートを聴く事が出来た。
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| 当日の会場入り口に掲示されたポスター |
指揮者はクルスティアン・マチュラル、プログラム4曲の内3曲をムターが弾くという構成。
ペンデレッキの本邦初演の曲も含まれ、久しぶりに聴けるムターに大きな期待を抱いて会場に向かった。
ほぼ満員の会場に静かではあるが、今日のムターに対する期待と興奮が伝わってくるようだった。
演奏順は変更になり、1曲目がペンデレッキの独奏ヴァイオリンの為の「ラ・フォリア」日本初演の曲、続いてファーレのパヴァーヌ、そしてモレ『夢の中で」、休憩をはさんでブラームスの協奏曲。
ステージに現れたムターは相変わらず美しく自信にあふれた姿は以前と変わらない。
ペンデレッキの一音目から、魅了されました。何といっても素晴らしいヴァイオリンの音色は正に異次元のもの、これを聴けただけでも幸せだな―と思いました。
休憩後のブラ―ムスも素晴らしかったのはいうまでもない。
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| 当日のプログラム |
惜しむらくは、オーケストラが全般的に”おとなしい”
感がしました。
新日フィルの特徴あるいは指揮者?色々と有るのかも知れませんが、今一つ物足りない感じがしたのは僕だけだろうか?
でもそれらを補って余りある素晴らしいムターであり、ムターを聴き、観ることが出来た素晴らしい時間だった。
ちなみにムターは今年がデビュー40周年、東京デビュー35周年、そしてサントリーホール開館30周年という特別な節目のコンサートでした。
ムターは長年チャリティーコンサートを通じての慈善活動に対する支援を行っています。
天才少女と言われて40年、その間には色々な困難や障害があったと思いますが、その経験が更に彼女の音楽性を深めてきたことを感じさせてくれるコンサートでした。