2014年12月10日水曜日

甲府室内合奏団演奏会報告

去る11月30日(日)に甲府室内合奏団の演奏会が山梨県甲府市にあるコラニー文化ホールにて行われました。
今回も様々な方たちの温かい応援のおかげで成功裏に終了することができ、心より感謝申し上げます。
有難うございました。

今年は、地元の団員も増え、嬉しいことに何と19歳の青年の入団もありました。私と一緒にコントラバスの担当です。いやー、僕には本当にうれしいコンサートでした。

今年は久しぶりにアンケートなるものを実施したところ、沢山のご回答をいただきました。
お答えいただいた皆様に改めて感謝申し上げます。
いただいた貴重なご意見は今後の団の運営や演奏に生かしていきたいと思います。

さて、当合奏団のコンサート、当日の雰囲気を少しでも知っていただければと思い、本番の様子の写真を時系列にアップロードしてみました。
ご覧ください。


お客様をお迎えするパッヘルベルのカノンの演奏でコンサートが始まります。
親しみのあるコンサートを目指し、長年にわたりお客様へのご案内やプログラムの進行をしていただいている山形由美子さんです。

今年から合奏団の常任指揮者に就任いただいたマエストロ長田雅人氏の登場で、1曲目の
天才メンデルスゾーン12歳の時に作曲した、「弦楽のためのシンフォニア 第2番 ニ長調」
を演奏。
コンサートミストレスは田中愛子さん





気鋭のソリスト2人を迎えての2曲目です。
メンデルスゾーンが残した隠れた名曲、ヴァイオリントピアノのための協奏曲 ニ短調。
ソリストの登場です。
ヴァイオリンは竹原奈津、ピアノは末永 匡氏。
コンサートミストレスは竹原久美子です。

滅多に聴くことのない曲の演奏を前に客席からの期待の雰囲気が伝わってきます。
 





オーケストラの長い前奏のあと、ピアノそしてヴァイオリンが応えるように弾き始めます。



若干14歳にしてこの曲を作曲した天才メンデルスゾーン。
そのたぐいまれなる才能が生み出した美しいメロディーと華やかな技巧をピアノとヴァイオリンが巧みに演奏していきます。



 オーケストラもソロに合わせて熱演

           





弾き終ってお互いに顔を見合うソリストたち






指揮者と握手を





コンサートミストレスとも握手





聴衆の盛大な拍手にこたえて改めてごあいさつするソリスト。




団より感謝をこめて花束を贈呈





アンコールに応えて、R.シューマンの「ロマンス」を演奏。





盛大な拍手にこたえるお二人。



さて、当日のプログラムの後半はいよいよ今回のメインであるドボルザークの弦楽のためのセレナーデです。
昨年、堀了介氏の薫陶を受け、チャイコフスキーの弦楽のためのセレナーデを演奏しました。
その時にいただいた多くの指導の成果が少しでも見えるように、そして長田雅人氏の指揮のもとに更に磨かれた音楽を披露できるようとの団員一同の願いを果たすことができるでしょうか 。
コンサートミストレスは竹原久美子です。


 マエストロの指揮棒が静かに動きます。そこから紡ぎだされるようにヴィオラと2ndヴァイオリンが静かにメロディーとリズムを奏で、チェロを誘います。やさしく美しい印象的な旋律は一度聴いた人の耳の中にいつまでも残ります。



 続いて1stヴァイオリンにメロディーが引き継がれ、オーケストラ全体が参加して徐々に音楽が盛り上がっていきます。
青春の淡い恋心とは純粋さがヴァイオリンとチェロの対話であらわされます。
そこにはボヘミアの美しい自然まで垣間見られます。





マエストロの的確なタクトにより、演奏もどんどん熱が入っていきます。





この曲の締めくくりにふさわしく、終楽章の最後、全員の弓が大きく上がりました。





お客様の拍手にこたえる指揮者と団員たち





コンサートミストレスを讃えるマエストロ



盛大な拍手にこたえてアンコールの指揮に向かう マエストロ






ご来場いただいた皆様、本当に有難うございました。

アンコールの演奏後、再びパッヘルベルのカノンでお客様をお送りするのが、私たちの伝統です。
最後まで残って聴いていてくださるお客様も多く、最後は全員で最敬礼をしてコンサートが終了しました。



来年は40周年です。
世界的指揮者をお迎えしての記念コンサートを企画しています。
地元で活動して長い時間が経ちました。今までの集大成になるようなコンサートにしたいと思います。すでに楽譜も用意され、早速に来年に向けて活動開始です。
どうかこれからも宜しく応援いただきたくお願いいたします。





2014年11月26日水曜日

投票に行こう! 日本を良くするために投票は国民の最低の義務です

「無党派層が動かずに低投票率になったら、税金で食べるために政治家になっているような連中が、また大挙して国会に戻ってくることになる。日本の民主主義のどうにもならない限界を象徴する選挙結果になりかねない。まだ時間はある。国民は絶対に放り投げてはいけない。」

~本日の日刊ゲンダイの記事より

民主主義が育ち熟成していくためには時間がかかります。
日本も来年は戦後70年を迎えます。 この70年で日本の政治はどれだけ成熟してきたのでしょうか・
ある意味、その度合いは国民の意識、一言でいえばその国の「民度」を端的に表しているといえます。 
政治に不満を言う前に、選挙での投票には必ず行きましょう。民主主義の原点である投票もせず、不満だけを募らせるのでは、何も良くはならないと思います。

今回の衆議院選挙は本当に大事な選挙になるでしょう。
これからの日本の行く末を無関心で過ごしてしまっていいのでしょうか?

平和で、安全で、健康に誰もが笑顔でいられる国を目指すために、一人ひとりの1票が今ほど必要な時はないのです。

繰り返して言いたい!
投票に行こう! 日本を良くするために投票は国民があいなければならない最低の義務です
 

2014年9月29日月曜日

MIYUKI TANGO 2014 in KOFU

今年も恒例のMIYUKI TANGO のツアーが甲府、桜座での公演からスタートしました。
彼らは甲府を皮切りに順次西に向けて公演の旅を続けていきます。

昨年は残念ながら行けなかったので、僕にとっては2年ぶりとなりました。

開演前のステージ




今年は、九州のタンゴユニット”トリオ ロス ファンダンゴ”の演奏も加わり、充実したコンサートとなり、思う存分タンゴとミロンガを楽しむことができた。

内容の素晴らしさに比して、聴衆が少ない、いや少なすぎる。宣伝が行き届かないせいなのか何なのか、毎年残念な思いをします。 

MIYUKIさんがメンバー紹介中


皆さん是非出かけて応援してください。
とにかく楽しいのはもちろんですが、素晴らしい演奏と踊りが待っていますよ。

アンコールに応えてファンダンゴのメンバーも加わって会場は大盛り上がり

ファンダンゴが取り上げた不世出の歌手ガルデルの曲の演奏は素晴らしく、胸をうたれました。
ツアーの道中の無事と成功を祈っています。

2014年9月23日火曜日

ますほマンドリンアンサンブル40周年コンサート=終了しました。

今日、9月23日、標記のコンサートが終了しました。
私はつたないコントラバスですが、お手伝いしてきました。
富士川のほとり、旧増穂町にある富士川ますほ文化会館でのコンサート。
538名収容のホールは480名ほどの入場者でほぼ満席状態、指揮者やメンバーのやさしく温かい心が聴衆の胸にに響く音となってホールを満たし、多くの方が涙を流して聴いていました。
素晴らしいことだと思います。

しっかりと”ますほ”の地に根付いたこのアンサンブル、50年、60年・・・を目指して、末永くコツコツと続けていってほしいと心から願っています。
気持ちの良いメンバーの方々と素敵なコンサートをともに演奏できる機会をいただいて感謝です。






会場のますほ文化ホールは素敵な自然に囲まれている気持ちの良いホールです。













そしてロビーにはアンサンブル40年の歴史を振り返る写真や資料が展示されていました。










「いつでも夢を」のリハーサル
この曲は40年前に最初に取り上げた曲、アンサンブルのために編曲されたものです。

コンサート本番では、聴衆のみなさんが大きな声で一緒に唱和して、盛り上がりました。
それにしても、当時の吉永さゆりさん、本当に可愛かったですね。

2014年9月17日水曜日

日本人が最も多く訪れる国「ブータン」



日本は憲法9条、「他国への侵略や戦争をしない」、ということを高らかに宣言しています。
ブータンの憲法9条は、「GNH=国民総幸福の追求」ということが国の基本政策として掲げられています。
戦争をしないこと、国民の総幸福量ということ、どちらも素晴しい理念だと思います。
そんなブータンを訪れる観光客は日本人が最も多い、とのこと。
なんとなくうなずけるものがあります。
しかし、経済的に豊か(といわれる)日本、決して豊かではない小さな小さな国ブータンを見てみると、国としての在り方はずいぶんと違うなー、と思いませんか?




ブータンでは国民に対して幸福度というものの聞き取り調査をしました。
8000人程度の人に一人数時間をかけて対面で行ったそうです。
つまり世論調査を行ったのです。
目には見えない「幸せ」そのものを計るのではなく、何を幸せと感じるのかに注目したのです。







GNH総幸福量は、次の9つの要素から成り立っています。

1.健康      誰もが健康な生活をおくれること
2.教育      誰もが良い教育を受けられること
3.文化      良い文化を育て、守っていくこと
4.自然      豊かな自然を破壊から守り、自然を敬い、共存すること
5.コミュニティ  コミュニティを大切にし、豊かな人間関係を築くこと
6.良い統治    公正公平な施策、汚職や不正のない統治
7.生活水準    自然環境を壊さない範囲での生活水準の向上。自然を犠牲
          にしての生活水準の向上は本末転倒       
8.精神生活    チベット仏教の教えに従った豊かな精神生活
9.自分の時間   自分のために使える自由な時間




時間の使い方に重点が置かれていること、そして「幸せゾーン」が広いことが特徴です。
輪廻転生」の考え方が基本にありますから今、幸せでなくても将来は幸せになれると思えれば、幸せゾーンが時間の軸にそって広がります。
また自分だけでなく家族や友人の幸せも味わおうとしますので空間的にも幸せゾーンが広がります。
こうした考え方や手法は今、世界的に注目されています。
「経済力や軍事力だけでが国の強さ豊かさではない」という考えが広がっているのです。



益々拡大する所得の格差、
貧困層の拡大、
高齢化、
少子化、
人口の減少、
環境破壊、
原子力発電=放射能汚染、
金融だけが異常に突出して富を拡大する構図、
あえぐ中小零細企業、
使い捨てされる社員、
実質所得の低下、
益々増える凶悪犯罪、
違法ドラッグなどの蔓延、
いじめ、
年金、老後の不安、
経済優先による膨大な国や公共団体の借金、
テロなど
社会は益々いびつでギスギスしたものになっているのは事実ですね。


戦争に向かって突き進んでいるかのような今の日本の政治家や経済界.

益々搾取し、肥え太る大企業.

反対する都合の悪い言論の封殺など、戦前を髣髴とさせるものを感じませんか?


ブータンとはちょっとどころかかなり違うなー。

先の戦争により国民に与えた多大なる犠牲、軍部の独走による間違った判断、そして広島長崎の悲劇、そこから学んだはずの日本。瓦礫の中から立ち上がり、平和を希求してきた日本はこれからどこに向かおうとしているのでしょうか?
本当の幸せは何か、その回答として私はブータンに大いなる希望を見る気がしてなりません。
肥大する一方の欲望は確実の人類を滅亡の方向に向かって、そのスピードを早めています。

ケネディではありませんが、国が何かしてくれるのではなく、今、一人ひとりが国のために何ができるのか、何をしなければならないのか、どうしていくのかを考える時かも知れません。

一人ひとりが少し立ち止まって何が幸せなのか考える、ちょっと我慢する、家族や友人、周囲の人を大切にする、幸せな時間を最大限増やす、そんなことで日本はもっと幸せになるのではないでしょうか?





物やお金で買えない、しかし大切なものはいっぱいありますよね。
スマートフォンに追い回され、金融商品に目の色を変えている人。
首切りにおびえ、安い賃金で酷使されているバイトやパートの人。
職もなく、生活保護で生活を余儀なくされている若者の激増。
未来に希望を持てない国に将来はありませんね。

自分が高齢者になった今、こんな国にしてしまった。
えらそうなことを思わず書いてしまったと深く反省する自分。
そう、だからこそいま「音楽しようよ!」と唯一自分のできることを頑張ろうと思うのです。

2014年9月16日火曜日

甲府室内合奏団~今年の演奏会




早いもので、今年もすでに9月半ばを過ぎました。
先日お知らせした、甲府室内合奏団の今年の定期演奏会が段々と近づいてきました
やっとチラシができましたので、アップします。

皆様のご来場が私たちの活動の力であり、源となります。
多くの方々に来ていただけるよう、そして期待に少しでもお応えできるよう、本番までの練習を
悔いのないよう頑張っていきたいと思います。

2014年8月20日水曜日

ますほマンドリンアンサンブル40周年記念コンサート


 

来月の23日(火)祝日ですが、標題のコンサートが開かれます。
何年か前にお手伝いさせていただいたことがあり、今回も40周年記念という節目のコンサートに出演させていただくことになりました。


指揮者で指導をなさっておられるのは、ギタリストの相川達也氏。山梨で多くの後進を育てながら毎年リサイタルを甲府と東京で行い、常に研鑽を積む真摯な姿勢、そして多くのコンサート出演をこなしながら、このマンドリンアンサンブルの指導をされています。演奏に表れる暖かくやさしい人柄で団員からの信頼は厚いものがあります。



片や、ますほアンサンブルは地味ではありますが、しっかりと地域に根付き、40年という長い間活動を続けてきました。
きっと、そんなところが指揮者と団員の心に共鳴し合うのだと思います。

今回の曲も派手(?)な曲はないように思います。でもきっと静かに心に残るものであろう、それであるからこそ、団員の方々は、聴いていただけるお客様の心に残るように、良い演奏を目指して日々練習に励んでいることと思います。
私も非力ながら参加させていただく以上、がんばろうと思っています。

会場のますほ文化ホールは著名な音楽家が多く訪れている大きくはありませんが、素晴しいホールです。

入場料は無料とのことです。
久しぶりの地元のマンドリンアンサンブルのコンサートです。このブログをお読みくださっ方、是非ご来場ください。一人でも多くの方が聴きに着てくださること、それこそが地方の地域に根ざす文化芸術活動を応援する最大の大きな力なのですから。

2014年8月12日火曜日

39年目になる今年のコンサート

早いもので今年も8月の半ばになり、甲府室内合奏団演奏会まで、あと3ヶ月と少しというところになってしまった。
今年は、長田雅人氏を常任指揮者に就任いただいての初めてのコンサートとなります。

2012年の演奏会より


マエストロには以前より何回も客演いただき、薫陶を得ていましたが、これからは常任指揮者の立場から、遠慮なく合奏団を指導していただけます。本当に嬉しい限りです。

今年の演奏会は、昨年と同様に弦楽器のみの曲を選びました。

1)メンデルスゾーーン   弦楽のためのシンフォニア No.2
2)メンデルスゾーン    ヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲
3)ドボルザーク       弦楽セレナーデ

特に2曲目のコンチェルトは日本ではめったに演奏されたことのないもので、おそらくアマチュアオケでは始めてとなるものです。こんな名曲が埋もれているなんて本当に信じられないのですが、とにかくソロは非常に技巧的で難しい、まさに手に汗握るものがあります。

今年は新たなメンバーも増え、次の世代への引継ぎに向けての展望も少しずつ見えるような気もします。

昨年2013のコンサート



来年はいよいよ40周年です。 
私も音楽を始めて半世紀以上になりました。来年のコンサートはそんな意味でも我が音楽人生の集大成になるものと思います。
悔いのない演奏を目指していきたいと思います。


2014年4月2日水曜日

オルケスタ・フェニックス第9回演奏会

去る3月16日に標題のコンサートがありました。
少し遅くなりましたが、改めて少しばかり感じたことなどを書いてみました。

「心に響く演奏活動の実践による社会貢献」を理念に主宰の河野氏を中心に大勢の団員が、日頃から地域のイベントや福祉、慰問など積極的に活動をしているマンドリンオーケストラです。

団員の方は本当に音楽が好き、マンドリンやギターを愛している方ばかりです。
私も今年で4回目の参加でした。有難うございました。

マンドリンオリジナル曲、クラシック、そしてAKB48まで、いうならば心に響く古今の名曲を披露するコンサートには毎年1000名以上の来場者があり、演奏に涙を流したり、笑ったり、一緒に歌ったりしての客席と一体となった2時間は、ファンも多く、市内のみならず郡内からも欠かさず来られる方もいるようです。

着実に地域に根ざし、浸透していっていることを実感します。
和やかな中にも真剣な練習、全員がそれぞれの仕事を分担して作り上げていくのを見ていると、アマチュアの音楽団体の1つの理想的な姿をみるような気がします。

来年は節目の10回目となるコンサート。そのときにために委嘱したオリジナル曲「交響詩・甲斐水明 」も完成したとのことです。楽しみですね。

河野氏の驚異的な尽力とリーダーシップに改めて敬意を表すものです、そして何よりも団員皆様の益々の活躍を祈念しています。

2014年3月31日月曜日

ジャンボのラストフライト

今日はジャンボの呼び名で愛されてきたBoeing747の最後のフライトになりました。ANA羽田ー那覇の往復を最後に国内の航空会社からは引退したのです。
ジャンボは僕にも大切な思い出があります。

1970年、アメリカに勉強のため乗ったのがジャンボでした。その頃はPanAmerican,通称パンナムといって世界最大の航空会社が運行する世界一周便があり、羽田からはパンナム1便として、サンフランシスコに飛んでいました。羽田を離陸して急上昇するジャンボの大きさに感動し、そのときに感じたこれから待ち受ける未知の世界への期待と不安が改めて昨日のことのように思い出されます。僕の人生の転機となった瞬間であった、と思います。

いまは見ることのできないPAN AMの機体
そして新婚旅行もJALのジャンボでアメリカへいったのです。それからは海外への出張はほとんどジャンボに乗っていきました。今はありませんがベルギーのSABENA Airlineは大概利用者も多くなく、エコノミーでもゆったり過ごせたりしたのも良い思い出です。

そんな訳でジャンボは僕にとっても戦友の一人、これからその雄姿を見ることができなくなるのをさびしく思う大勢の中の一人であります。

今日のラストフライトの操縦桿を握った機長の機内でのコメントもジャンボに対する愛情に満ちた素敵なものでした。
お疲れ様ジャンボ!

2014年3月4日火曜日

2つのコンサート

3月1日と3日に行われたコンサートに行ってきました。




1日は、東京中野坂上にあるベーゼンドルファー・サロンにてのヴィエナーアベントシリーズ9回目ピアノトリオです。
 シューベルトとブラームスというプログラム。
中堅のチェロの名手三宅さんを迎えて ベーゼンドルファーのフラッグシップの音色を名曲で聞けるということで満員の聴衆の期待も高まりました





それにしてもこんなにピアノの音が柔らかく音楽的なんだろうか、と心の底から思えるコンサートでした。
聞くには美しく楽しいシューベルトも演奏は至難の業、目の前で格闘(?)するのを見ることができるのもこのようなコンサートの醍醐味。そしてブラームスの豊穣な響きは会場を満たし、
聴衆も大満足の様子でした。
いやー、このシリーズこれからも末永く続けて欲しい、と思います。ベーゼンドルファーさん、宜しくお願いします。





そして3日は甲府にある桜座で行われた雛まつりコンサート。
私の所属する合奏団にお手伝いできていただいている中村杏葉さんとその仲間が企画したユニークなコンサートです。
モーツアルトからピアソラまでというクロスオーバーなプログラムも魅力。
ちょうど甲府に帰ってきた娘と家族3人で楽しみに出かけました。
あいにくViolinistが急病のためプログラムはピアソラのみ、と変更になりました。


 杏葉さんのコントラバスをフューチャーした曲、ヨーヨーマが取り上げた=いまやチェロのためのもの?と思えるよな=曲、ピアノソロから四重奏まで、飽きることなく一気に10曲以上を弾ききりました。
急なアクシデントにもめげず、若々しく見事なパフォーマンスを聴くことができて、とても楽しくうれしいひと時であっという間に時間がたちました。
素晴しい演奏を有難うございました。これからの活躍を期待しています。
大変でしょうが、また甲府でのコンサート企画してください。



先ほど出ましたチェロの三宅さんがコンサートの最後におっしゃった言葉が耳に残っています。
「私は今日のコンサートの共演者より一回りは年長だと思います。私が彼らもしくは学生の頃と比べて今はなんと音楽家にとって厳しい時代なのかとつくづく思います。
私の頃はバブル絶頂期、音大に入学した途端に仕事がやたらありました。手配師みたいなのが恥から声をかけてくるのです。企業メセナなども盛んにありました。それに比べて今は本当に厳しく、音楽を志す若い人たちは本当に大変だなー、と 」

そう、クラシック音楽家に限らず芸術家は厳しい状況の人がほとんどですね。
日本の国家予算に占める文化関係の予算は、有名な某洋酒メーカー=そういえばわかりますね=
の年間広告予算よりも低い、というお国柄ですから。
地方に行けば輪をかけてひどいものです。
一人の音楽ファンとして、こういった質の高い活動をしている音楽家のコンサートにはせめて出かけていきたいと改めて思いました。

ちなみに1日にはチェリストの藤原真理さん他音楽家が聴衆としてきていました。
甲府ではプロアマ問わず誰もみかけませんでした。良いものに触れたいという関心さえないのでしょうか?とおもえる反面、まあいつも通りこんなもんだというあきらめの方向で自分を納得。










2014年2月10日月曜日

明快な論旨~偽ベートーベン事件

「偽ベートーベン事件の論評は間違いだらけ
  あまりに気の毒な 新垣 隆氏」
2月8日のJBpressに伊藤乾氏の上記タイトルの論評が掲載さました。

音楽界のプロが今回の事件について実に明快に述べられています。納得です。

読んでみたい方は下をクリックしてください。

URL http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39905 

そして日刊ゲンダイにおいても現代の音楽家~作曲家を取り巻く環境についてよりリアル=現実=に即した記事が掲載されています。

「ゴースト作曲家が18年間表に出られなかった理由」

http://gendai.net/articles/view/geino/147807

2014年2月7日金曜日

佐村河内 守さん代筆問題

残念な事件が起きてしまった。
びっくり、というかやはりそうだったかというか、複雑な心境です。
現代のベートーベンといわれ、マスコミでも大々的に取り上げられ、多くの人が感動をしていたのは何だったのだろうか、と思わせるニュースでした。
しかし待てよ、と思うのは私だけではないと思うのです。
まがい物をつかまされたごとくの報道や、我々はだまされたということのみを強調するマスコミ、ニュースとして視聴率や部数が上げるために徹底的にスキャンダラスに取り上げ、悪者に仕立てるだけでよいのでしょうか。

 昨年、甲府室内合奏団が一緒に演奏する機会を得たニューヨークヤングピープルコーラスも彼の曲(とされていたもの?)を被災地で歌いました。中には涙を流しながら歌ったメンバーもいるとのこと。「誰が作曲したかなんて関係ないよ」とのコメントもありました。

音楽を愛するものとして残念な事件ではありますが、私たちはマスコミに惑わされず、見極めていきたいと思います。そして、この事件を契機に日本の文化事情に関して深い論評が出てくることを期待したいものです。 


音楽そのものに罪はありません。本当に残念です。


2014年2月4日火曜日

ベーゼンドルファーコンサート

先日のベーゼンドルファーコンサートに行ってきました。 丸の内線中野坂上駅の上にあるといってよいと思いますが、アクセスは本当に便利なところでした。
私もこのビルには仕事でいつも訪れていましたので、なじみのある所です。



会場は多くの人を収容できるほどのスペースはありませんが、非常に音響が良く、奏者を目の前にして心地よい室内楽の世界を楽しむことができました。




スタンウエイとはまったく違うやわらかいベーゼンの響きは本当に魅力的なものでした。
それに、バルトークの演奏は圧巻そのもの。大きな感動を得ることができました。
次回3月1日に開催されるピアノトリオのコンサートが楽しみです。