3月1日と3日に行われたコンサートに行ってきました。
1日は、東京中野坂上にあるベーゼンドルファー・サロンにてのヴィエナーアベントシリーズ9回目ピアノトリオです。
シューベルトとブラームスというプログラム。
中堅のチェロの名手三宅さんを迎えて ベーゼンドルファーのフラッグシップの音色を名曲で聞けるということで満員の聴衆の期待も高まりました
それにしてもこんなにピアノの音が柔らかく音楽的なんだろうか、と心の底から思えるコンサートでした。
聞くには美しく楽しいシューベルトも演奏は至難の業、目の前で格闘(?)するのを見ることができるのもこのようなコンサートの醍醐味。そしてブラームスの豊穣な響きは会場を満たし、
聴衆も大満足の様子でした。
いやー、このシリーズこれからも末永く続けて欲しい、と思います。ベーゼンドルファーさん、宜しくお願いします。
そして3日は甲府にある桜座で行われた雛まつりコンサート。
私の所属する合奏団にお手伝いできていただいている中村杏葉さんとその仲間が企画したユニークなコンサートです。
モーツアルトからピアソラまでというクロスオーバーなプログラムも魅力。
ちょうど甲府に帰ってきた娘と家族3人で楽しみに出かけました。
あいにくViolinistが急病のためプログラムはピアソラのみ、と変更になりました。
杏葉さんのコントラバスをフューチャーした曲、ヨーヨーマが取り上げた=いまやチェロのためのもの?と思えるよな=曲、ピアノソロから四重奏まで、飽きることなく一気に10曲以上を弾ききりました。
急なアクシデントにもめげず、若々しく見事なパフォーマンスを聴くことができて、とても楽しくうれしいひと時であっという間に時間がたちました。
素晴しい演奏を有難うございました。これからの活躍を期待しています。
大変でしょうが、また甲府でのコンサート企画してください。
先ほど出ましたチェロの三宅さんがコンサートの最後におっしゃった言葉が耳に残っています。
「私は今日のコンサートの共演者より一回りは年長だと思います。私が彼らもしくは学生の頃と比べて今はなんと音楽家にとって厳しい時代なのかとつくづく思います。
私の頃はバブル絶頂期、音大に入学した途端に仕事がやたらありました。手配師みたいなのが恥から声をかけてくるのです。企業メセナなども盛んにありました。それに比べて今は本当に厳しく、音楽を志す若い人たちは本当に大変だなー、と 」
そう、クラシック音楽家に限らず芸術家は厳しい状況の人がほとんどですね。
日本の国家予算に占める文化関係の予算は、有名な某洋酒メーカー=そういえばわかりますね=
の年間広告予算よりも低い、というお国柄ですから。
地方に行けば輪をかけてひどいものです。
一人の音楽ファンとして、こういった質の高い活動をしている音楽家のコンサートにはせめて出かけていきたいと改めて思いました。
ちなみに1日にはチェリストの藤原真理さん他音楽家が聴衆としてきていました。
甲府ではプロアマ問わず誰もみかけませんでした。良いものに触れたいという関心さえないのでしょうか?とおもえる反面、まあいつも通りこんなもんだというあきらめの方向で自分を納得。