2013年3月28日木曜日

弦楽の響き

17日に引き続き、20日にはたまほ弦楽アンサンブルによる演奏会が、甲斐市のキングスウエルホールにて行われ、聴きに行きました。
新進気鋭の東條太河さんと鈴木響薫さんのソロが聞けるというので楽しみに伺いました。
プログラムは、バーバーのアダージョ、東條君のソロによるモーツアルトのヴァイオリン協奏曲第3番、休憩を挟んで鈴木さんのタルティーニの悪魔のトリル、そして最後はドボルザークの弦楽セレナーデという意欲的な内容でした。
指揮者をおかずに団員全員が意見を出し合いながら作り上げるアンサンブルだそうです。
ソロの東條君もこの3月の中学を卒業し、4月からはスイス.ローザンヌに留学するということで、日本での演奏もしばらく聴くことができなくなりますが、この日の演奏は、思い切りもよく、音楽もスムースに流れ、すばらしい演奏でした。鈴木さんのソロも同様に難曲を頑張って立派に演奏されました。最後のドボルザークは美しいメロディーがふんだんに現れるセレナーデ中の名曲ですが、それだけに演奏はかなりアンサンブル的に難しいといわれていますし、事実その通りなのですが、皆さん指揮者なしにも拘わらず素晴らしい演奏をされました。これからの益々の活躍を期待したいと思います。
アンコールを弾き終わった東條君~KINGSWELL HALL

甲府コレギウム・アウレウム特別演奏会

去る3月17日甲府市総合市民会館芸術ホールにて標題の団体によるJ.S..バッハ作曲「ヨハネ受難曲」の第4稿による山梨初演が行われました。
コレギウムアウレウムは山梨大学准教授,片野耕喜氏が主催する合唱団で、器楽は山梨バッハアカデミーアンサンブルが演奏しました。私の友人である小渕氏を中心とした県内外の古楽器奏者からなるオーケストラです。
ソリストも素晴らしい方が出演され、片野氏は指揮とエヴァンゲリストとしてソロも歌うということで、
合唱団も見事なアンサンブルを聴かせてくれ、山梨でこのようなレベルの高い演奏を聴けるという
幸せなひと時を過ごすことができました。 オーケストラの演奏も特筆に価する見事なものでした。
 終了後、小渕氏夫妻を囲んで友人たち=殆どが東京など県外からこの演奏を聴くために泊りがけで来られたそうです=との食事も楽しく、あっという間に時間も過ぎたのでした。
片野先生、小渕君にはどうかこれからもこの山梨において素晴らしい音楽活動を続けてもらいたいと願っています。

2013年3月9日土曜日

1954年3月3日 Jazz at the Ohio Union

レコードのジャケット(外箱)
Lionel HamptonのStar Dust以上に僕の心に深く刻まれている演奏がある。
  それは1954年3月3日にアメリカ オハイオ州立大学の講堂で行われたGeorge Lewis'ragtime Jazz Band のコンサートをライブ録音したレコードの中の1曲。

The World waiting for the sunrise .

昔から幻の名盤とされていたものである。特にこの「世界は日の出を待っている」の演奏は、まさにJazz史上に燦然と輝くものとして、年配のJazzファンならば知らない人はない名演奏として名高い。
Gerge Lewisがどういう人であったか、それを述べだすと長いことになるのでやめるが、独学でクラリネットを学んだニューオリンズジャズ最後の巨人であった。
ジョージルイス


1954年と言う年は、戦後からまだ10年と経ず、
国内では、自衛隊が発足、
造船疑獄事件、
そしてビキニ環礁における第五福竜丸の被爆、
エジプトでのナセル大統領就任、
SEATOの発足など、
戦後からの復興と新たなる秩序への過程にあった時代である。

 いまでこそJAZZといえばモダンジャズのことをさすが、ゴスペルから生まれたニューオリンズジャズ~ディキシーランドジャズはこそが今日のJAZZを生み出したまさに原点といえる。
ジョージルイスはそのニューオリンズの庶民の生活を1本のクラリネットに託して表現し、芸術にまで高めた偉大な音楽家であり、素敵な人柄のおじいちゃんであった。
その素朴で何の飾りもない演奏は、複雑化した現代にあっても聴いた人の心の琴線に響くものと思う。

この曲におけるバンジョー奏者ローレンス・マレロ(Lawrence Marrero)の192小節に渉るソロは、心からの喜びに満ちたものであるがゆえに言い尽くせない感動が伝わる名演。Lionel Hampton のSTAR DUSTの神がかった演奏に比肩し、いやそれ以上に心からの深い感動を与えてくれる。

オハイオ州立大学講堂での演奏の模様

 この演奏1曲を聴くためにこのアルバムを求める人も多かった。
私もそのなかの一人として、苦しいとき、悲しいとき、そしてやけになりそうな時など折に触れて聴いてきた。僕の大切なレコードです。
この拙文を読んでくれる方があるならば、老若男女問わず是非この曲を聴いて欲しいと思うものです。
きっと人生も世界も捨てたものではないなー、と元気が出るかもしれません。



2013年3月8日金曜日

僕の心にいつまでも深く残る名演-1

歳が離れた兄がいつも聴いていた音楽=アルゼンチンタンゴ、フォルクローレ、ジャズ、そしてクラシックなど=が小学生の頃からいつも僕の中に大きな影響を与えたことは間違いないと思う。
また、姉たちがやっていた日本舞踊も同様で、当時は叔母なども三味線を弾き、長唄を謡い姉などの舞踊の会などに共に出演していた。そんな環境にいると日本の伝統音楽の最上の美しさを、自分では分からぬまま享受していたのだなー、と思う。


そのようななかで育った僕は、自然とこれらのジャンルの音楽を自分からも聴くようにあり、いつのまにか自己流でクラリネットやダブルベースを手にしていた。
当時はレコードも高くて現在のように手軽に買えなしし、レンタルもありません。学生の身分では
高根の花だったが、それでもレコード芸術やスイングジャーナルは買うことができたので、毎月熱心に読み、小遣いの中から月に1枚程度のレコードを求めた。まさに厳選した1枚、という訳だ。

さて、僕は1947年生まれですが、この1947年8月4日にジャズ史上に残る名演がある。
幸運にもそれは録音されてレコードとして聴くことができるー多分CD化されているのかも知れませんが・・・。
それが、左のジャケットにある。ビブラフォーン奏者としてジャズ史上に燦然と輝くライオネル・ハンプトンとオールスターズによるカリフォルニア州パサデナ公会堂での演奏を収録したもの。


このコンサートでは、ライオネルはSTAR DUSTを1曲だけ演奏しただけであったが、これがまさに「彼の一世一代の名演だった」といわれるほどの素晴らしい演奏であり、本人もその夜は興奮のために一睡もできず、翌日の仕事に向かったほどであった。


彼のビブラフォーンが静かにコードを奏でると、メンバーが次々に詩情豊かにインプロビゼーション
を繰り広げていく、その間彼のビブラフォンは要所要所でコードを出すだけで殆ど表にはでない、やがてベースのソロが終わりかけると、まさにメンバーの演奏に触発され、神が乗り移ったかの如く印象的なハンプトンのソロが始まる。どうかこの後はどうなるか・・・。


最後の音が終わった後の聴衆の拍手と熱狂はいつまでも耳に残る。
深い感動を与えてくれる僕の大切な1枚です。
多くの方にも聴いてもらいたいなー、とお勧めします。

ヨハネ

来たる3月17日(日)に甲府市総合市民会館にてバッハの「ヨハネ受難曲」の演奏会が開かれます。
大学時代に共にオーケストラを立ち上げた仲間が中心になって「山梨バッハアカデミーアンサンブル」と声楽家で山梨大学で教鞭をとる片野耕喜氏が指導する「甲府コレギウム・アウレウム」によるものです。
少人数の古楽器による演奏と合唱で演奏は甲府では滅多に聴くことができないので、今からとても楽しみにしています。

第九を歌おう!

2月24日、一高音楽部OBが主体となって行う、「第九を歌おう」の練習がありました。
場所は文化ホールリハーサル室他。
今回は、弦楽器のトレーナーとしてOBの升田俊樹氏の指導を受けました。


実は升田氏は、甲府室内合奏団創立当時から、演奏、指導、指揮と永年にわたり合奏団を育ててくれた方。久しぶりにお眼にかかれる期待を胸に練習に出席しました。
氏の豊富な演奏及び指導経験から出る的確なアドバイスと暖かい人柄は、氏に初めて接する方にも感銘を与えたようでした。
相変わらずお元気で前以上にお忙しい様子を拝見して、改めて氏の音楽に対する深い情熱を再認識させられました。
遠く及ばずながらも私も音楽続けていきたいと思いました。そう!まさに「音楽しようよ」

テンションもあがってきたところで午後からは管楽器と合唱も入り、終楽章の練習。
有名な低弦のレシタティーボと喜びの歌のテーマ
そして合唱へと、気持ちは皆盛り上がっていきますが、演奏の中身はまだまだ課題山積。
これから毎月ある練習に向け、それぞれ個人練習を沢山しなければならないことを痛感して終了。

2013年3月7日木曜日

オルフェ

去る2月10日、マンドリングランドオーケストラ・フェニックス、通称「オルフェ」の第7回コンサートが終了しました。
甲府市のコラニー文化ホール大ホールに1200を超えるお客様があり、オルフェの演奏にたくさんの暖かい拍手をいただきました。
プログラムの構成から日常の運営、練習、そして本番までメンバー全員の努力と情熱に改めて敬意を表します。
多くの方が、演奏に涙し、感謝のアンケートをお寄せくださったそうです。
お手伝いした私のつたないベースも少しはお役に立てたのであれば良いのですが・・・。
何はともあれ、皆様お疲れ様でした。