99%を占める一般庶民から1%のセレブと呼ばれる富裕層に至るまで、ジュエリーというものは常に特別な存在な気がする。
ジュエリーに関心の無い男性であっても、人生の大事な節目=結婚など=には、この「特別なもの」に目を向ける。自分が最も大切に思う気持ちを表すものとしてふさわしい特別なものとしてジュエリーを考える。
そして、戦乱や災害など、何もかもを失ってしまったときに、救ってくれるものは、身に着けているGOLDやヒスイ、そしてなによりダイヤモンドなどの装身具。
食べ物を買い、事業の再建に役立て、自分や家族を守ってくれる最後のよりどころではないだろうか?
毎週開かれている、サザビーズやクリスティーズに代表されるオークションには、多くの富裕層が
絵画などの美術品やジュエリーを求めて殺到している。そこに出品する富裕層もまた然りである。
今月もサザビーズでは26~45億円の落札を予定されているダイヤモンドの逸品が出品される。恐らく落札は50億円を上回るだろう。
これらのダイヤモンドを何故購入するのか? 愛する妻のため?、コレクションの一つとして?、
今の時代、投資にために、という人が多いのではないか? バブルの中国経済、地位と利権を最大限活用し汚職まみれの中国人が手にした莫大なマネーが、その資産保全の手段として世界中の富を買いあさっていることはすでに誰でも知っている。
残念ながら、そこに日本人が出る幕はない。桁が二桁も三桁も違う。
こうしている今も日本が生んだ優れた芸術品などがどんどん国外に行ってしまう。
投資ファンドに操られ、メディアに載せられて、株や債権、FXなどで大方の人は元も子も無くし手元に残るのはただの紙切れか債務。
最近では郵便局でアフラックの保険が全面取り扱い開始されるなど、日本人の金融資産は海外の格好の餌食になっている。いつの間にか一等地の優良物件や水資源が中国人のものになっていたり、一体どうなることやらその勢いはとまらない。
軍事産業の力は世界のどこかで常に戦争を欲し、結局犠牲になるのは無辜の民であり、財産はおろか家や家族を失うのは一般庶民だ。そして金融、通信、エネルギー、資源、運輸、兵器などを扱う国際企業連合だけが益々肥え太っていくのであり、金融だけでもその規模は世界中の国家予算など問題でないくらい大きい。
つまり、世界を動かしているのはどこか特定の国などではない、ということだ。
古い歴史を持つ中国や欧州の人たちは、当然ながら国などは根本的に信用などしていない、信用できるのは家族であり、同胞であり、同じ民族。守るべくは自分たちアイデンティティーである昔からの暮らしやしきたり、建築や芸術など。
日本が世界の経済大国であるというが、富の蓄積ということから考えれば、大国どころかはるかに及ばない。これからは真に豊かであるということは何か、改めて一人ひとりが考えて欲しい、と思います。
スポーツや芸術文化の保護者として、寄付や弱者の救済など、我々の国の内実はまだまだ薄ら寒いといわざるを得ない。
儲かれば良い、儲けたい、じゃあ儲けたお金はどう使うの?
ルーブル並みの美術館を是非日本で作るくらいの気概を持とうではありませんか。