2013年3月8日金曜日

僕の心にいつまでも深く残る名演-1

歳が離れた兄がいつも聴いていた音楽=アルゼンチンタンゴ、フォルクローレ、ジャズ、そしてクラシックなど=が小学生の頃からいつも僕の中に大きな影響を与えたことは間違いないと思う。
また、姉たちがやっていた日本舞踊も同様で、当時は叔母なども三味線を弾き、長唄を謡い姉などの舞踊の会などに共に出演していた。そんな環境にいると日本の伝統音楽の最上の美しさを、自分では分からぬまま享受していたのだなー、と思う。


そのようななかで育った僕は、自然とこれらのジャンルの音楽を自分からも聴くようにあり、いつのまにか自己流でクラリネットやダブルベースを手にしていた。
当時はレコードも高くて現在のように手軽に買えなしし、レンタルもありません。学生の身分では
高根の花だったが、それでもレコード芸術やスイングジャーナルは買うことができたので、毎月熱心に読み、小遣いの中から月に1枚程度のレコードを求めた。まさに厳選した1枚、という訳だ。

さて、僕は1947年生まれですが、この1947年8月4日にジャズ史上に残る名演がある。
幸運にもそれは録音されてレコードとして聴くことができるー多分CD化されているのかも知れませんが・・・。
それが、左のジャケットにある。ビブラフォーン奏者としてジャズ史上に燦然と輝くライオネル・ハンプトンとオールスターズによるカリフォルニア州パサデナ公会堂での演奏を収録したもの。


このコンサートでは、ライオネルはSTAR DUSTを1曲だけ演奏しただけであったが、これがまさに「彼の一世一代の名演だった」といわれるほどの素晴らしい演奏であり、本人もその夜は興奮のために一睡もできず、翌日の仕事に向かったほどであった。


彼のビブラフォーンが静かにコードを奏でると、メンバーが次々に詩情豊かにインプロビゼーション
を繰り広げていく、その間彼のビブラフォンは要所要所でコードを出すだけで殆ど表にはでない、やがてベースのソロが終わりかけると、まさにメンバーの演奏に触発され、神が乗り移ったかの如く印象的なハンプトンのソロが始まる。どうかこの後はどうなるか・・・。


最後の音が終わった後の聴衆の拍手と熱狂はいつまでも耳に残る。
深い感動を与えてくれる僕の大切な1枚です。
多くの方にも聴いてもらいたいなー、とお勧めします。

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