2013年5月4日土曜日

田中拓未サロンコンサートシリーズ

 

去る4月28日、ピアニストの田中拓未さんが続けておられるサロンコンサートシリーズに出かけてきました。会場はわたなべ音楽堂ベルネザール、ヴァイオリンに竹原奈津さんを迎えてのコンサートで会場は50名ほどの聴衆をむかえて満席でした。
演奏の二人は共にドイツのフライブルクで学んだ、ドイツでの演奏活動も共にした仲間です。すでにこのシリーズでは4回目の共演だそうで、息があった演奏に期待が高まります。

 プログラムは、

1)バッハ           ソナタ ト長調 BWV1019   
2)ベートーヴェン       ソナタ 第6番 イ長調  Op.30-1
3)シューマン        ソナタ 第2番 ニ短調  Op.121

の3曲。
この様なコンサートでなければ普段あまり聴く機会の少ない曲ばかりですが、濃密な演奏で聴衆を魅了してくれました。
2曲目のベートーヴェンのソナタは、実におしゃれなそして終楽章はベートーヴェンがとくいとした変奏曲でもあり、実に楽しい作品で、もっと人気がでてきて欲しいなー、と思います。
シューマンを弾き終えて
今日最後の曲のシューマンはヴァイオリニストの得意とする作曲家、本日のメインとなる曲です。                         シューマンは奏者の解説通り、精神を病んだシューマンの苦しみや葛藤がこれでもかと楽譜に記されたような曲で、演奏時間も36分を要する(奏者にとっては非常に演奏が難しい)大曲でしたが、演奏が進むにつれて会場全体も熱を帯び、まさにサロンコンサートならではの一体感の中に最後の音が響き終わりました。
                                聴衆の中にはこの6年間の間このサロンコンサートに欠かさず駆けつけるファンなど、室内楽を愛する方々ばかりで、終了後には年配の紳士から花束も贈呈され、和やかな拍手に包まれたのでした。
田中さんの、この様な地道な活動を続けられていることに対して、改めて深い共感を覚えると共にこれからもどうか長く続けていかれることを願っていますし、機会があれば聴きに行きたいと思います。頑張ってください。





会場のオーナーや当日のスタッフ、はるばる遠路から来られたヴァイオリニストのファンなどと記念撮影。






                                                         会場の天井。木組みが美しい木のホール、年月を経て年々響きが美しくなってきて、とても素敵なホールです。

下の写真は道路に面したホールのエントランス。
ホールの名前は、俳優の江守徹さんが名付けられた、とのことです。

この日のヴァイオリンは実は私の娘でした。
彼女はドイツから帰国後フリーの奏者として活動しています。
サイトウキネンや水戸室内、紀尾井シンフォニエッタなどにも参加、仲間との室内楽活動や、都内のプロオーケストラ、桐朋子供のための音楽教室講師など、様々な活動をしています。
興味お持ちの方は、彼女のブログ「まるxなつ」http://marunatsu.blogspot.jp/やフェイスブックなどにアクセスして見てください。


そして実は4月28日は私たち夫婦の結婚記念日。娘からの何よりのプレゼントをもらいました。
コンサート終了後には、41年前に2日違いで結婚し、共にハネムーンに出かけた友人夫妻の家で
娘とピアニストの友人との6人で記念日のディナーをし、楽しい時間を過ごすことができました。

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